2021/08/20 |
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Affinity シリーズを使って素人がシステム手帳のリフィルを作る回(マンスリー編)

こんにちはタチバナ (@tcbn___) です。
システム手帳(レイメイ藤井/ロロマクラシックA5)を使い始めて4年経ちました。もうそろそろ2022年の手帳が店頭に並び始めるころですが、わたしは母艦を変える予定はありません。

手帳本体を変える予定はないものの使用するリフィルはそこそこにうろちょろしている中で、ついに自作でリフィルに手を出しました。今回は Adobe の InDesign も触ったことのない素人が、Affinity というグラフィックソフトを使ってリフィルを作ってみた様子をまとめました。

自作リフィル制作のきっかけ

Youtube でシステム手帳に関係する動画を徘徊していると、確実に「自作リフィル」というジャンルにブチ当たると思います。
わたしもそのブチ当たった一人で、「基本的には時間を金で買いたいけれどリフィルに対する注文はそこそこに細かい」自覚があったので、ついに自分で作ってみることにしました。

ここにたどり着くまでの遍歴は以下の通り。

  • 2018年……グリーティングライフ|カスタムダイアリーステッカー
  • 2019年/2020年……デルフォニクス|COATED DESIGN GRAPHICS/A5 VERTICAL DIARY(綴じ手帳)
  • 2021年前半……Take a Note 手帳(綴じ手帳)
  • 2021年後半……自作リフィル

2018年は使い始めで探り探りだったのですが、2019年以降はマンスリーは見開き1か月のタイプを使っています。

予定がコロコロ変わってもいいように都度付箋(ココフセン カードS)に書いて貼るようになってからは1日のブロックが3センチほしい。ジャストサイズで気に入っていた COATED DESIGN GRAPHICS の綴じ手帳が2021年は手に入らず。

台湾発の「Take a Note手帳」に出会い、使い勝手は悪くないものの1日のブロックが少し小さいな……というのがずっと気になったまま半年が経過。カレンダー側がどうしようもないなら使う付箋を変えようとココフセンからフセンマーカーに切り替えを試みたりもしたが、イマイチ使い心地がしっくりこない。

そして、もともと綴じ手帳は穴をあけて使うことを想定していないので、穴を開けると字が欠ける(用途が違う時点でどうしようもない)。

と言った様々な理由と自分の好みから算出すると、最終的に自分で作るのが一番いいわ、となったわけです。

使用アプリ:グラフィック系アプリ Affinity シリーズ


アイコン出典:https://affinity.serif.com/ja-jp/

リフィルの制作にあたっては、エクセルを使ったり、スプレッドシートを使ったりといろいろと方法はあると思うのですが、わたしは自宅のPCにはエクセルは入れていないのと、スプレッドシートはフォントが好きに使えないのがいやだったんです。
Adobe税を納めながら作ってみることも考えましたが、言うてそんなに使ってないのに毎月税金を納めるのが嫌になってきたところで Affinity というグラフィックアプリに出会いました。

出会いは多分Twitterワンダーランドで見かけた記事から。Adobe の Photoshop や Illustrator とほぼ同等の機能を持つ買い切りのソフトがあると聞き、試しに買ってみたところから始まっているのですが、買って結構経つもののまだ正直うまく使いこなしている自信はありません(仕事では結局 Adobe を使っていることもあり完全移行は無理ッス……)(言い訳)。

*PetitBrain さんの技術書「Affinity Suite vol.01」も買ったのに未だちゃんとアプリを使いこなせていないとはこれいかにというのは百も承知であるものの、どちらにせよ「Affinity Designer」「Affinity Photo」「Affinity Publisher」を全部買った(持っている)事実だけは揺るがないので、何かしらに使って多少なりとも触れる時間は持っていよういう気持ちだけは持ち続けていようということで、とりあえずシステム手帳のディバイダーを作るのに使ってみたりしてました。


※これは Designer のキャプチャですが、この使い方ですら適しているのかどうかわかってません……。

制作したマンスリーリフィルについて

さて本題。手始めにまずマンスリーリフィルを作りました。
キャプチャは2022年の1月のカレンダーですが、2021年8月現在もこれと同じデザインのマンスリーリフィルを印刷して使っています。

マンスリーリフィルのベースは、Affinity Designer で制作。ベースを作った時は Publisher に表ツールがあるのを知らなかったので、長方形ツールで 32mm×28mm のボックスを大量生産して並べています(多分この時点でプロからしたらアチャーな使い方をしているんだと思う……)。

仕様は以下の通り:

  • A4 サイズ
  • ぐるっと一周8mm の余白
  • ノド部分はセンターラインから12mmあけ
  • デフォルトで6週分
  • レイヤー構成は、左ページが月曜~水曜+メモ×12か月分 / 右ページは木曜~日曜×12か月分

サイズ感はお好みでいいと思うのですが、4の倍数で余白などを空けるのが好きなのと、ココフセン Sの長さが32mm であること、最近よく使っている穴あけパンチ(カール事務機のリフィルメーカー)が空ける穴の位置(距離)などからこの寸法としました。

なお、前述の通り Affinity Designer を使っていたので、日付の文字もベタ打ちです(アナログ……)。
余白部分のメモ欄は、方眼紙ネットというサイトからラインの色とドットの間隔をカスタムしたものをダウンロードして貼り付けています。

Lemon Chicken というフォントが好きで、それを使ったりいろいろ試行錯誤したのですが、なんだかんだでシンプルなフォントが一番いいな……となり英数字部分は Futura を使っています。

面付け / 印刷

自作のリフィルを作るにあたっては、できれば片面印刷で折って使う、みたいなことはしたくありませんでした。
同人誌の一冊や二冊作ってたらまた違ったんでしょうが、もともと写真を印刷して手帳に貼ったりする手前プリンターは持っているものの、本を印刷する経験も一切ないので半年分のカレンダーを両面印刷の本型にするにはどうしたらいいのかで四苦八苦。

こういう時は頭で考えるよりアナログが一番……!ということで使っていない紙を使って本型にし、配置される月を書き込み、それを見ながら慎重に印刷しました。


レイヤー構成で「月曜~水曜」と「木曜~日曜」を分けていますので、「左は8月……右は12月……」と声出し確認しながら進めます。なのに何度失敗したことかw
ちなみにマンスリーリフィルの印刷には、日本製紙 NPI上質の厚口(90kg)上質紙を使っています。

完成

という紆余曲折を経て、マンスリーリフィルが完成しました。

おわり

結局この記事で何が言いたいかというと、

  • 素人でもがんばればリフィルは作れる(無料配布とか無料で出来るとかが溢れている世の中ですが、自分で作ってみれば100%自分にフィットするものができるので、PCやプリンターがあって興味がある人にはオススメ。)
  • この先何年も毎月の Adobe 税を納めるくらいなら、買い切りの Affinity シリーズもいいぞ(※デザイン屋さんとかお仕事で Adobe が必須でない場合の入り口としては悪くないと思っている)
  • ハードル高そうに見えるけど、やってみると意外と楽しい!!!!!(印刷の面付を考えるのはちょっと大変)

です。

マンスリーができて制作意欲が増したので、このほかにもガントチャートやウィークリーテンプレートも作りましたし、ハビットトラッカーにも使えそうな年間カレンダーも作りましたので、その辺も備忘録としてまとめていきたいと思います。

システム手帳本体は変わらないくせにリフィルジプシーが永遠に終わらない病だったのですが、予想外に「自分で作る」に落ち着いて、いったんゴールにつけたかな。

毎年の東急ハンズやLOFTの手帳コーナーも、システム手帳を使うようになってからあんまりわくわくしてなかったのですが、ますます足が遠のきそうです(とか言って、かわいいデザインがあったら買うし、なんなら刀剣乱舞の綴じ手帳をすでに3冊も買っていて11月の発送待ちだったりするのですが、それはまた別の話)。

おしまい!



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