2019/09/23 |
HOME > 舞台 >

舞台 幽遊白書(ライビュ)を観てきたので感想を書く回

観てきてよかった、幽☆遊☆白書。

はじめに

2.5次元舞台の流行に伴い(?)今は西暦何年だろうと思う作品が舞台化されるようになっていますが、これもまた「今って令和だよな?????」という作品の舞台化ニュースが飛び込んできて早数か月。東京公演がアニサマ2019とどっかぶっていたこともあり(3日間参戦マン)、舞台幽遊白書のライビュに駆け込んできました。
あまりにも楽しかったのでライビュのみの観劇(?)ではありますがザっと感想を書き残しておきます。

お話のこと

まずはストーリーについてですが、幽白という作品の「壮大な物語の本の序の口」を、コエンマ様の解説を挟みながらものすごく丁寧に作られている舞台だったなぁと思っています。
正直申し上げるとわたしは富樫作品にあまり触れてきていないし、どっちかっていうと「H×H」のほうが世代的には近いのかなというところで、幽白についてはメインキャラの外側を知ってるのと、アニメの曲が神、っていうとこしか知識がなかったタイプの人間です。

なもんで、「幽遊白書」という作品は最初から全部バトルものだと思っていたし、幽助が霊丸を撃つのも最初からのデフォルト設定だと思っていたし、以前同僚に借りたか何かで完全版をちらっと見たときもどうもスラムダンクほど引き込まれることもなかったので(ちらっと読んだところで「バトルものじゃ……ない……!?」と衝撃も受けた)、「南野秀一とは???」だし、前半観ながら「蔵馬の髪が……短い……」って思ってたし、とにかく幽白に関する知識ほぼなかったんですが、舞台は最初から最後までとても楽しかったです。

ゲネプロ動画

なんならこのままずっと観ていたくなったもんね。「幽助がほかの3人とどうやって出会うかはわかりましたけど、桑原と蔵馬と飛影はどうやって仲良く(?)なるんですか!?!?!?」って言いそうになったし。
そこは原作読めよって話なんですがまぁそれはそれとして、長編原作ありき・物語の一部を切り取った舞台で、いかに続き、もしくはその前後を観たいと思わせるかってやっぱり演出とか演者の腕にかかってると思うんですけど、舞台幽遊白書という作品については「観たい!!!」の一択でした。続きが観たい。

演出のこと

全体的に「とても丁寧に作られている」印象を受けました。

幽白ってジャンプでの連載は1990-1994年だしアニメの放送は1992-1995年だから、そりゃもう今の時代からすると「古っ」ってものが多いんですよね(幽助は短ラン着てるし、桑原はリーゼントだし、携帯・スマホなんて当然のように出てこないし、代わりに電話の子機が出てくるし、学校の先生の幽助・桑原に対するやり方もザ・平成初期の対不良教師って感じだし)。

そういう時代背景を考えてみても、原作知らずにこんなこと言うのもアレですけど妙な改変もなく丁寧に丁寧に作った舞台なんだなぁと感じました。じゃなきゃ幽白ミリしら状態で楽しめるわけなかったとも思います。

冒頭、名曲「微笑みの爆弾」が流れる中、曲に合わせて各メインキャラが次々に戦っていくのって、もうまさに「アニメのオープニング」という感じで最高でした。公式の映像が上がっているわけではないのでYoutubeのリンクなどを貼るのはやめておきますが、「微笑みの爆弾」に乗せてアクションするってこれ以上ない再現だなと思います。黒子のバスケの舞台もそうなんですけど、舞台でアニメのOP流せるの本当にうらやましい……わたしも演劇ハイキュー観ながらイマジネーション聞きたかった……(和田さんの曲も好きなのでメインテーマがだめとかそういう話ではない)。

そこからコエンマ様の思い出語り(という名の幽白はじまりの物語)につないでいくの天才すぎたというか、「はーーーっナルホドーーーー!」と言わざるを得ない。天才だったな……。逆を言えば、蔵馬の薔薇の鞭とか、桑原の雷みたいな剣(知らないのであえてこう呼びます)のアクションがオープニングのみだったのは非常にもったいないですね。続編発表はよ。

アクションについては割とシンプルな殴り合い(ケンカ)が多かったので、やっぱり桑原が剣で戦うところも観たいし、邪眼開眼の演出も観たいし、なんなら蔵馬の妖狐?のシーンも観たいですよね。続編発表はよ(あまりにも続きが観たすぎるので何度でも言います)。あ、飛影の高速移動みたいなやつ面白かったな。

登場人物のこと

舞台化とともにキャストが発表されたとき、「誰も文句言えないわ……」としみじみ思わされたものですが、ふたを開けてみりゃやっぱり「誰も文句言えないわ……」という面々がそろっていて、丁寧に作られた話の上にこの人たちが乗ったらそりゃ最強でしょうと言わざるを得ません。

いや本当に、わたしがここ4年間の中で観てきた舞台の本数なんてたかが知れていて、存じている俳優さんの数も全然だとは思いますけど、それでも「幽白に手を付けるからにはこっちも本気なんで」って言われたような気がしたのは「気がした」だけじゃなかったわ……。
これでいて文句を言う人についてはもう誰をキャスティングしようと誰が演出しようと絶対に文句を言う人だと思うので、舞台に近寄らないほうがいいと思います。

そんな、「誰も文句言えない」キャスティングの中でも個人的に一番楽しみにしていたのは桑原役の郷本さんでしたけど(なんなら舞台幽白のインタビュー組まれてる雑誌、崎山、鈴木、橋本の3人のインタビューだったやつニワカながらにマジギレやぞ、って思ってました。そこは4人そろえろや……)、ふたを開けてみたらMVPはなんといってもぼたんちゃん役の平田さんでした。ヒェーーーーッ最高。
「ぴんぽんぴんぽーーーん!!!」最高。ゲネプロ動画でそこだけ何度も観ちゃう。

いやもう本当に、ぼたんちゃんの登場シーン、櫂に乗ってるぼたんちゃんの演出も合わせてすべてが最高すぎて「ヒエーーーーッ」しか言えませんでしたよね……。ちゃんと櫂が上下にふよふよしてて、え…アニメじゃん……本物じゃん……しか言えんだった。
本当に、悪いこといわないからゲネプロの動画見てくれ。頼むから。

ニチアサの民としてはコエンマ役の荒木さんとぼたんちゃん役の平田さんが笑顔で並んでるだけで「尊い……」ってなるんですけど(これについて知りたい人はググってみよう!)、それにしてもぼたんちゃんが素晴らしすぎてな……アニメに出てくるぼたんちゃんもこんな感じなんだろう、絶対そうだぜ、と思ったし、家に帰ってからアマプラビデオで検索したらなんと幽遊白書配信中だったので試しに1話再生しましたら「アニメに平田さん出てんじゃん……」って感じでした。

当然ながらCVは平田さんではないのだけど、舞台を見てからアニメを見たときの逆輸入感というかなんというか、「今日観てきたぼたんちゃん本物だったんじゃん……」ってやつですね。役者さんによっては「キャラっていうよりあの人だったね」ということもありますから(それを悪と呼ぶつもりはありません)。

あと、常におしゃぶり加えながらしゃべらないといけなかった荒木さんよ……すげーなあの人……。カテコまで全編通しておしゃぶりを離さなかったよ……。
ずいぶん昔、ドリライ3rdの映像を見て芸達者な御方やなーと思っていたのが懐かしいですが、今なおあの人に驚かされるというか魅せられる日々があるのは素晴らしいことですね。2頭身の演出は完全にギャグなんだけどあの御方がやってらっしゃるとそれすらもナチュラルに見えてしまうので恐ろしいです。早くリモコン直して思い出の振り返りの続きを頼むよ~~~~~ッ!

先ほども書いた通り、「誰にも文句は言わせません」という、幽助も桑原も蔵馬も飛影も全員”””強い”””キャスティングなのに、最終的にはコエンマとぼたんちゃんにもっていかれてしまったんだぜ。予想外だぜ……(大千秋楽後に「ぼたんちゃん」がTwitterでトレンド入りしていたのは「ですよね!!!」となりました)

いい写真ですね。

おわり

余談ですが、なんとなく劇場に男性客が比較的多くいたのは嬉しかったです。ハイキューとかもそうなんだけど、もっと男子ィに観てほしい舞台っていっぱいあるんですよな……。いかんせん舞台というものはハードルが高くてお勧めしづらいのが難しいところ。無理やりチケット買えとも言えないし、自分が観てないものはなかなか勧められないし、観たあとにチケットが取れる確証はないし。わたしが大富豪だったらなぁ。

ここからアニメなり原作なりを履修するのもありなんですけど、どうせなら舞台と一緒にストーリーをなぞっていきたい気もしますし、なかなか難しいところですw

大千秋楽だったせいなのかこれまでもずっと同じことを言っていたのかはわからないものの、コエンマ様が「わしは嘘はつかんよ」と仰っているので、てっきり全部が終わったあとに「続編決定!」みたいなものが出るかと思いました。残念ながら出なかったけど。とはいえ、なんとなく「まだ言えないだけで決まってます」という空気はひしひしと感じましたので、次こそは現地で観れたらいいなぁと思っています。

おしまい!

同じカテゴリの記事

舞台

関連タグの記事



匿名でメッセージなど送れます。
感想など一言投げていただけると嬉しいです。
お返事はTwitter経由で行っています。

フォロー/シェアしてもらえると嬉しいです

Feedly B! Hatena

今日読まれている記事

新着記事