2019/04/23 |
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劇団シャイニング from うたの☆プリンスさまっ♪『Pirates of the Frontier』/ざっくり感想まとめ

劇団シャイニングも5作目に突入。
ビジュアル見ても演出家見ても出演者見ても「嫌いなわけないんだよなぁ~~~~」という『Pirates of the Frontier』、諸事情(金欠)によりチケットを取ってなかったのですが、いろいろあって京都大千秋楽を観ることができましたので、もう公演は終了しておりますがつらつらと書き残しておく記事です。

はじめに

2日間で3公演(1公演目は演劇ハイキュー、3公演目は早見沙織さんのコンサート)観る弾丸遠征の2本目の感想文です。
本当はヒロステ感想文の前に更新予定だったんですけど、ヒロステがあまりに面白かったので後出しになってしまいました。どんまい。
もう終演してるからネタバレとか気にしなくていいよね!

お話のこと・演出のこと

好きに決まってんでしょうが……………!!!
何はともあれまずはこの一言に尽きるんですけれども。そりゃ好きでしょうよこんなの。好きに決まってんですよ。
オフィシャルガイドブックは久しぶりに買いたい(忍び道だけは買ってある)。

わたしは劇シャイ関連の大体の記事で言ってるんですけど、この劇団の作品の中では旗揚げ公演『天下無敵の忍び道』がいっちばん好きなんですね。あれは初めて観たときに本当にすごいと思ったんです。

この2.5次元舞台化ブームの中、誰もがどうにかして手を出したかったであろう(知らんけど)『うたの☆プリンスさまっ♪』という作品で、”初代が演じたものを2代目が再演する”って発想が本当に天才だと思ったし、その名目のもとで上演された『天下無敵の忍び道』は先代の名に恥じぬものなのではないかと本気で思っているんですよね。

そして、基本的にあまり気にしてこなかった「自分に合う演出家」というのを意識しているのも、うた☆プリ本家未履修のくせに劇団シャイニング公演をなんだかんだライビュや劇場で直に見てきたゆえだと。

観劇頻度の高いシリーズもの、つまりは演劇ハイキュー!!や舞台刀剣乱舞は演出家が変わることはないので各作品を比較するときに「この演出家だからこうだ」があまりないんですけど、劇団シャイニングは作品ごとに演出家が変わるので「この人の演出は合う」「この人の演出は合わない」が結構如実に出るカンパニーだと思っています。

なんでそんな演出家の話から入るかというと、本作『Pirates of the Frontier』の演出家さんが、『天下無敵の忍び道』と同じ伊勢さんだからです。
あの『天下無敵の忍び道』を当時のキャスト、スタッフとともに創り上げた人が手掛ける作品ですから、面白くないわけないんです。シンプルにそう思ってたので、どうにかこうにかチケットを入手したわけで(お譲りいただけて感謝しかないです)。

あらすじ自体は、イッキ(演:小澤廉)の目的とおっさん(演:郷本直也)の登場で大体読めたんですが、イロハのイ、基本のキ、最初から答えを言っている、たどり着くゴールが見えているストーリーでも面白いのが『パイフロ』の素晴らしい点の一つだと思います。
まるっとお見通しだ!というストーリーをいかに面白く見せるかは出演者各位、そして演出家の腕の見せ所だと思いますので、それが見事成功していた(わたしにとっては大成功だった)なーと。

「仲間殺し」「嘘」「裏切り」「親子の絆」…といったこの辺の題材というのは、『ONE PIECE』に始まり『ピーターパン』『パイレーツ・オブ・カリビアン』『海賊戦隊ゴーカイジャー』などなどなど、海賊がテーマの作品ではテッパンの(?)題材でしょうけれど、それらを使ってまた一つの新しい航海を見せてもらえてホクホクです。

ただまぁ、大千秋楽で観客も結構いろいろ把握してたからアドリブが如実すぎた(わたしは初見でそう感じた)のはちょっと直したほうがいいと思うけど、別にライビュやってないしいいのかなー。
(※ライビュ公演中に今までやってこなかったアドリブぶっこまれるの大嫌いマン)(そこで使った数秒が、のちのカテコの数秒を削るんだよ……!!!)

登場人物のこと

イッキ(演:小澤廉)

いいキャプテンでした!
あらすじが一発で分かった瞬間に彼の歩む道も大体把握したのでいろいろ落ち着いて観れたかなーと思っていますが、彼は本当に太陽みたいな子ですね。
マルローがハスキーでイッキが柴犬(子犬)って言われるのもよくわかるw 白い悪魔さんはボルゾイかなw

なんというかこう、音也衛門の時もそうでしたけど、彼は最初の太陽みたいな笑顔が一度闇落ちして復活するっていう芝居がうまいなーと思います。戦隊だったらレッドが似合う感じね。
そういう「THE 主役」みたいなキャラクターって誰にでもできそうで、実はそうでもないと思うので、小澤廉くんが音也の後を継いで演じているのを観るととても安心しますね。
もしSMSまで続くのならば、また彼が2代目として舞台上で生きる姿を観たいものですが、さてどうでしょうか。

カテコで「あんまりこういうこと言っちゃいけないんだけど、『天下無敵の忍び道』と同じくらいの熱量でやれる作品ってあまりなかった」とカテコでおっしゃってましたが、まぁ「でしょうね」というのがにわかの意見かなw
『天下無敵の忍び道』がすごすぎたんだよなぁ。個人的には、あれが旗揚げ公演じゃなかったら、劇団シャイニングの行く末はまた違ったんじゃないかなぁとすら思うこともあります。

「あの~~~バラシというものがありまして……」って言いだす小澤廉くんも嫌いじゃないよw(帰りがけ、近くを歩いてた女子が「バラシってなに?」って言ってたのはちょっとショックだった…そうか通じない人もいるのか……)

マルロー(演:小波津亜廉)

サンジくん(役割)とキャプテン・ジャックスパロウ(これまで経験してきたこと)を足して2で割ったような人。そんな印象です。多分間違ってない(用心棒ってとこからゾロも足していいかもしれないんだけどまぁ短剣使いだし料理人ステータスは大きいのでそのままサンジくんってことで…)。

短剣のみならず体術も多めでしたけれど、眼帯装備でがっつりと殺陣をやらねばならなかったので大変だったろうなぁと思います。
短剣で戦うって地味に難しそうでですよね、相手の間合いの入らず自分の間合いで戦わなきゃいけないから。

白い悪魔(演:菊池修司)

噂には聞いていたんですよ、役者として育ってるって。でも、想像以上でびっくりしたよおばちゃんは。

その成長の中に”最強の場所”があったなら、こんなにうれしいことはないと演劇ハイキューのオタクは心底思いますが、それはさておき、あれ本当にJTでカミュをやっていたのと同一人物かね!?ってくらい育っていて心底びっくりしています。いやー、立ち振る舞いから何から、素晴らしかった。次はMCというかしゃべりを身に着けような!(カテコ挨拶が長すぎてダレた)(長くしゃべること=作品への愛情の大きさとは思っていないので)。
気持ちはわかるけどな。な。バラシというものがある(by小澤の廉氏)んだよ。

ただでさえ殺陣は大変なのに、あの衣装と眼帯を着けた上で利き腕と逆で戦わなきゃいけないってのは本当に大変だったと思います。
そんな状況であれだけのアクションをやるというのは相当な練習と根性と努力が必要だろうなと思うので、いやもう盛大な拍手を彼に、というところでしょうか。

正直、突然の魔法使い設定にはびっくりするところもあるんですけど、まぁそれはそれとして置いておきましょう。

JTのカミュとは別人ですから比べてもしょうがないのですけど、今回は白い悪魔・カミュのとなりにスミスがいてくれて、彼がひとりじゃないというのが個人的にはうれしかったポイントの一つです。

周りの人たちのこと

劇シャイは『天下無敵の忍び道』からずっと2代目キャストたちもさることながら周りの大人たちによって成り立っていると思っていて、毎回舞台オリジナルキャストの発表のほうが楽しみみたいなとこあるんですけど、今回なんと『JOKER TRAP』にもご出演だった荒木健太郎さんがいらっしゃると。

正直JTの時はもったいないお化けがでると本気で思ったので、今回のあらけんさんが観れたことはとてもとても嬉しかったです。

◆ おっさん(演:郷本直也)
パパ!!!!!大好きだ!!!!!

劇団シャイニング作品は、基本的には舞台を観終わってから初代の作品に触れることにしているのですが、シアターシャイニングは親子にスポット当たる話だったりするのかな……?(ポラリスも親子の物語だったなぁと思って)

まぁ放浪の人ということで自由気ままに舞台上を生きてらっしゃったけど、ふだんの立ち振る舞いから人生のピリオドの打ち方から、そこかしこに漂う大人としてのかっこよさがたまんないよな~~~~。株が上がりまくりよ。

◆ キャプテン・レッド(演:荒木健太郎)
これだよーーこういうのが観たかったんだよーー!JTの時の「せっかくのあらけんさんなのに!」がここでスッキリ解消されてわたしは嬉しい!

自分の目的のためならば他人などいくらでも使うような悪役は結構好きなので(自分の正義が通ってる人はかっこいい)、いい悪役だったなと思います。
ミートマーケット・ジョーとは真逆の感じですよね。悪役が2パターンいるのは面白いなーと個人的には思ってます。

同劇団で別作品に出てる人をまた召喚することの意味とは、って考えがちだけどまぁそれはそれとして。
JT組を筆頭にこのカンパニーのいい兄貴なんだろうなーと、修司くんは本当に各カンパニーによきお兄ちゃんがいっぱいいて羨ましいわ!と言う感じのカテコだったんで、”推せる”以外の言葉が特にありませんでした!

◆ スミス(演:菊田大輔)
スミス!スミスが最高!スミスが一番!!!!!世界で一番スミスがかっこいい!(盛りすぎた)

いい声だしいいキャラだし言うことなし(いい意味で)です。本当にスミスがよかった。カミュとスミスのこれまで的なスピンオフが待たれるレベル。

◆ ミート・マーケット・ジョー(演:河原田拓也)
最初から最後まで狂ったように悪役を演じれる人は素晴らしいです。カテコで網に絡まったまま出てくるの面白かったなw

“狂人”に限らずですがまぁいろんなタイプがいると思うんですけど、「ご主人様の言うことだけ聞く忠犬狂人」とか「狂人は狂人として自立していて自分の命を一番に考えて動ける狂人」とかどれが一番近いかなーって考えるとミートマーケットさんは完全に後者で、キャプテン・レッドもミートマーケットさんも「自分の欲のためにいかに立ち回るか」を考えて行動している印象を受けたので、多分、基本的には賢い狂人なんだろうなと思ってます。
網にひっかかったりするけどな!ところどころアホなんだろうな!だからアレだよね、船長とかにはなれないタイプ!一匹狼系!(?)

おわり

ちょっと時間が空いてしまったのでいつも以上にざっくりとした内容になってしまいました……。
あと、小道具は安定の羽鳥さん!さすがです!

最初に書いたとおり今回はビジュアルブック買いたいなって思ってるんですけど、そもそもポラリス(シアシャイ以降)のビジュアルブックって出さないのかなぁ~これは。
うーん、出てほしいなぁ~。おじさんたち(愛を込めてこう呼んでます)のインタビュー読みたいんだけどなぁ~。

次回作『エヴリィBuddy!』も上演決定ということでおめでとうございます!キャス変なしでやるとしたらこっちが先だろうねと言っていたら本当にそうなるとは。
個人的にはまさかの続投にびっくりしていますが、さてどうなることやら。わたしはJTのもったいないお化け毛利さんがトラウマなのでそれが覆される作品になることを祈るのみです。現地には行くかわかんないなー。そもそもチケットとれるのかって話ですけれど。数打ちゃある程度とれるんじゃないかと思ってるんだけどどうなんでしょうね。

おしまい!

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