2018/03/25 |
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【絶対運命黙示録】ミュージカル『少女革命ウテナ ~白き薔薇のつぼみ~』感想メモ【とてもよかった】

大千秋楽を終えてから1週間経ってしまいましたが、とてもいい作品だったのでログとして残しておきます。もっとこう、観劇してから間を空けずに更新できるように生きたい……。

はじめに

ウテナがこの世に誕生してから20年(!)の月日が経つそうです。うそみたい。でも確かに、よくよく考えても考えなくても初めてウテナのアニメを見たのって小学生だったな……。

  • タイトル:ミュージカル『少女革命ウテナ ~白き薔薇のつぼみ~』(公式サイト
  • 観劇日:2018/3/14
  • 劇場:CBGKシブゲキ!!

今回は観劇などめったにしない(けどウテナのドオタ)友人の誘いがあって行ってきたのですが、いやーーーーーよかった。なめてた。乃木坂なめてた。超ごめんって感じでした。

シブゲキでの観劇は初めてだったのですが、せまいのねあのハコ……!
諸事情でチラホラ検索してもチケット譲渡などもほぼなかったし当日券の抽選は毎回行われていたようだし、友人と2人で先行申し込んで2人とも当選して片方のみ生かしたの奇跡だったんだなと思いました。

一般席を選んだのもあり、めっちゃ上手の席だったんですがあの狭さなら上手でも全然問題ないわレベル。座席の間隔とか狭くてちょっと大変だったけど、ちょうどよい規模感だったかなーとぼんやり思います。

ゲネプロレポート:

この記事はこんな人に向いてるかも

  • ミュージカル『ウテナ』を見た人の感想を(どんなものでもいいので)読んでみたい人
  • ニワカオタクの意見も許せる人
  • 内容問わず観劇ブログを渡り歩いている人

お話のこと

ストーリーは、アニメ第1話から12話までの内容をうまいこと切ってつなげてという感じで、観劇前にネトフリなどで復習するつもりが時間が取れずとりあえず1話のみ見返した、基本設定をざっくりと把握しているだけのわたしでも全然置いて行かれることなく楽しめる内容とテンポでしたし、何より、ウテナ大好きな友人が後半号泣したというくらいなので、本当によい作品になっていたんだと思っている今日このごろです。

このプロジェクトが発表された時点で原案・監督の幾原邦彦さんがスーパーバイザーとして携わることが発表されていたし、いざ初日を迎えたときの原案・漫画のさいとうちほ先生も絶賛のツイートをしてらっしゃいましたが、まぁ原作ありきの舞台化というのはいざ実際に観劇するまではなかなかその辺に絶対的な信頼を寄せることや関係者の発言を鵜呑みすることはできないのもの(個人の感想です)。
ですが、いやーーー今回は100%鵜呑みにしてOKなパターンだった……。間違ってなかった……。いい作品でした……。

休憩なしの約2時間で、第1話のストーリー(ウテナとアンシーの出会いと、ウテナvs西園寺の決闘まで)→OP→2話以降のストーリーといった形でしたが、もう最初のウテナvs西園寺のシーンで流れた「絶対運命黙示録」だけで鳥肌がね……!

この作品はミュージカルなので作中、様々なオリジナル曲が書き下ろされていますが、唯一アニメと同じ曲が使われたのは「絶対運命黙示録」のみでした。「輪舞 -revolution-」聞きたかったな~というのが正直残ってますが、まぁしょうがないかな。でもなんとなく、このイントロは「輪舞 -revolution-」意識してるな?って感じの曲はありました。
ミュージカルの曲に対して言うの変だと自覚はしつつも、あの楽曲たちが舞台上だけで終わるの勿体無いなと思います。サントラ出ないかな。

キャラクターのこと

全員本物~~~~~~~~~~~~~~~~ッッッッ!!!!!

今回の演者陣でのわたしの注目ポイントは『天下無敵の忍び道』以降絶大な信頼(なんじゃそりゃ)を寄せている横井・S・翔二郎くん(Sは西園寺のS)が楽しみで楽しみでしょうがないの1点のみで、ウテナ役の能條愛未さんに関しては正直その存在を存じなかったし、どうやら乃木坂内でもバラエティ担当?らしいということを聞いていた(けど、実際そのギャグ担当的な姿は見たことがないので『アイドルがウテナねぇ……』で受け止め方としては止まってた)レベルの認識だったし、あとは「冬芽さんが海東くん(仮面ライダーディケイド)かー」とか、「樹璃さんあのおなかぺったんこ(BRAVE10参照)の人かー!!」だけだったんですけど、観終えた今言えることは、「アイドルって大丈夫かよ」ってなめてかかっててマジでごめんなさい!というのもありつつも、MVPは間違いなく七実と若葉だということです!!!!!

というかもう、ウテナもアンシーも樹璃先輩も影絵少女たちも含め、女子キャストが最高ぞろいだったもんで、「ウテナやるならこうじゃなきゃ!」感が半端なかった……。

MVP 七実&若葉

基本的にみんな本物だったんだけど、七実(鈴木亜里紗さん)と若葉(竹内夢さん)がやばいよ!やばい!本物って言葉しか出てこない!やばい!語彙力が無くなるくらいやばい!(語彙力なんかいつもないけど!)

偏見入ってるの百も承知で言うけどこの手の舞台で主役より男性キャラクターより先に女子キャラのブロマイドが完売って聞いたことなかったんですよね(観測範囲が狭いだけかもしれないけれど)。
なのでこのツイートを見たときは「なんで七実!?www」って思ってたんですけど、いざ観劇したあとは「そりゃブロマイド完売するわ……」しか言えませんでした。

いやーーーほんとすごいんだよ七実……。頭のてっぺんからつま先まで全部七実なの……。
いや七実役なんだから当然なんだけどあの100%七実感すごい……。歩き方、歩いてる時の腕の振り方、がに股になった姿、七実なんだよ……。
パンフレットに掲載されてるキャストインタビューで「自分の役以外でやりたいキャラクターは?」に対する答えが7割8割「七実様!」で笑いましたけど、気持ちはめちゃめちゃわかる。稽古から本番から、あの七実様見てたら、どうしたって演じてみたいって思うわ……。

あと!七実ばっかり絶賛してるけど若葉もね!
「普通じゃないのがウテナの普通なんだから!!!!」と泣きながらウテナに迫るあのシーンはとてもとても印象に残っています。観劇後にアニメ見返したけど、アニメのまんまだった。なんかこう、若葉には笑顔でいてほしいなってシンプルに感じました。泣けた。

わたしが観た日はちょうど若葉のお誕生日(キャラクターのお誕生日)で、みんなでハッピーバースデーを歌ったりしました。かわいかったなぁ、若葉。

生徒会メンバーのこと

よっこいさんが西園寺先輩ってマジかって最初は思ってましたけど(なんとなくイメージつかなくて……。彼の雰囲気的にミッキーとかもできそうな感じあったし)、一番最初の決闘も、若葉のラブレターの下りも、あー、さすがです……って安心して観ていたかな。冬芽さんに対して感情をぶつけるシーンなんかもよかった。

ストーリーがシリアスに展開していく中で西園寺劇場やるのしんどそうだったけどな……wあれは本当によく頑張りましたと賞賛の拍手を送るに値しますねw

よっこいさんののどには鳥海浩輔さんが住んでいると信じて疑わないわたしなので、きっと草尾さんも住んでいるに違いないと思って見に行ったものの「結局よっこいさんの地声ってどのトーンなんだ……?」と若干混乱して帰ってきました。メンゴメンゴ。

逆に(?)冬芽さん(戸谷公人さん)はお芝居している姿を観るのは久しぶりだったものの、あのプレイボーイ感はさすがだなと思いました。ちょっとダンス面弱いのかな?って思ったところもあったけど、まぁプレイボーイ感が出ていればそれでいいのでしょう、彼は。

樹璃さんも本物すぎて「は???」だったし、彼女のBRAVE10でのアクションはよかったと記憶しているので決闘のシーンもさすがだったし、この人が出ているセラミュを観てみたかったと心底思いました。めちゃめちゃめちゃめちゃかっこいいんだ樹璃さん……!!!

ここまで(?)粒ぞろいの生徒会メンバーに放り込まれたミッキー(大崎捺希くん)はなかなかに大変そうでしたけど、ピアノのマイムは上手だったな。

ウテナとアンシーのこと

さて七実&若葉が良すぎたせいで(?)、ウテナ(能條愛未さん)やアンシー(山内優花さん)についてあまり触れてないんですけど、2人ともビジュアルの再現度高かったし(つーかウテナミュージカルのビジュアルはみんなよい)、何度も言うけど能條さんについてはアイドルなめててごめんの一言につきます。
が、「世界を革命する力を!」の一言だけはどうしても川上とも子さんの声が脳内で再生される仕様だったので、能條さんにはもう少し上げ気味(声を張り気味)で言ってほしかったなぁって思ってしまうのは許してくれ…て感じです。

この舞台ではチュチュの存在が消えていたけれど(まぁ無理だよね)、それを感じさせないのもよかったし、アンシーが薔薇の花嫁としての決まったセリフを淡々というところとか、「どもども」とか「ウテナ様、やっちゃえー!!!」とか、すごく二次元みがあったなーと感じています。
西園寺劇場(日替わりアドリブシーン)でこらえきれず笑ってしまうのはまぁしょうがないかなー……wよっこいさんめっちゃ頑張ってたもんなーw

演出とかアクションのこと

ウテナという作品では決闘のシーンは欠かせませんのである程度の殺陣があったのですが、普段そんなアクションとかしてないだろうウテナ(能條愛未さん)も頑張ってたし(殺陣のスピードゆっくりめかなーと思ったけど多分これはわたしがほかの作品でスピードに慣れすぎているせいだと思うんで、他作品のクオリティをここに求めすぎはよくないとわかってはいる)、生徒会メンバーはミッキー(大崎捺希くん)以外の3人に関しては動けるだろうというのはわかっていたので、個人的に言えばがっつりと冬芽さんvs西園寺先輩の図が観てみたかったですね(ストーリー上無理なんだけど)。

しかし2時間の中に4試合を入れ込むという点を、樹璃先輩戦とミッキー戦を同じタイミングでやるのは面白いなぁと思いました。
逆さの城はシルエットで映していてウテナらしさがあったように思いますし、アンシーからディオスの剣を出すあのシーンもね!剣が登場するやり方は1つじゃないのが面白いなぁと思いましたし、2時間通してあの舞台の広さと演者(アンサンブル)の少なさをもってして、アナログでできる最大限をうまいことやっていたなぁと思います。

つーか、あのシーンの演出補助(? 布もって隠したりなんだりする役割)含め、アンサンブルの4人がわりとステージ上でずっぱ(アンサンブルのほかに影絵少女A/B、冬芽さん幼少期、西園寺先輩幼少期などなどを兼任だったので余計に)で、一番大変だったのあの4人では……?とすら思います。いやーすごいよ。芝居して、ダンスして、一番動いてた……。

大したことじゃないけど決闘のたびにステージに薔薇の花びらが散って掃除する隙間がないのはどうかと思ったけどまぁしょうがないのかなー……。できれば決闘シーン以外では薔薇の花びらが床に散ってるのは観たくなかったかなぁ。でもアンサンブル各位が都度掃除するわけにもいかないし、しょうがないよね。薔薇が散る演出は欠かせないし。

おわり

なにか思い出したら追記しますが、大体のことは書けたかな……?

パンフレットの中の対談で幾原監督が「ウテナ舞台化の話は今まで何度もあったけどすべて断ってきたし、今回も最初は断った」とおっしゃっていて、制作陣の熱に負けてOK出してくれて本当によかった。おかげでわたしはいい作品と出会えたので嬉しかったです。カンシャエイエンニ。

ちなみにですが今回のパンフは装丁も凝っているしウィッグや衣装について細かく書いてあるページもあるし舞台セットの図面も載ってるしでかなり読み応えがありました。
パンフが3000円するの、最初は驚いたけどこの内容なら納得ですし、図面載せてくれるなら金は出すからほかの作品でも取り入れてほしいくらいです。

また観たい!とか続きを観たい!という気持ちがある反面、すーごいざっくり考えても続きとなるとシブゲキじゃちょっと狭すぎるかなーって感じはあるし、今回もアニメ12話までの内容できれいに終わっているのでこれ以上やると最後まで(2時間の舞台あと2~3本?)やらなければすっきりしないと思うので、この1回にすべてをかけた感があるのはそれはそれでいいのかなーなんて。

何かの折にまた出会えたらうれしい作品です。
ニゴステの配信がまだ買えるようなので、チケット取れず見れなかったという人、世間で割と評判がいいから気になってる人はぜひ。見る価値はあると思いますよ。

おしまい。

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