2017/10/11 |
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劇団シャイニング from うたの☆プリンスさまっ♪『マスカレイドミラージュ』/ざっくり感想まとめ

現地だろうがライビュだろうが、劇団シャイニングプロジェクトは3作品すべて観ようと決めたので、『マスカレイドミラージュ』のライビュに行ってきました!

はじめに

前回同様、初演のドラマCDなどの情報は仕入れずに観にいってきたのですが、今回もまた予算が潤沢な舞台だったなーというのがまず1つ。
ストーリーもしっかりしてて面白かったですね。やっぱ元ネタ知らない人でも楽しめるってすごいと思います。回転式の舞台セットすごくよかったなぁ~アレ。

『天下無敵の忍び道』のときも書いた通り、わたしはゲーム未プレイ、アニメ1期初期離脱組、ついでに言うとヘブンズはまっっっっったく理解していない人です。

そんな中でも、なっちゃんとさっちゃんのことは知ってたし、藍ちゃんが人間じゃない話もどこかで見たので知ってました。
ただ、嶺二だけは、頼れる明るいみんなのおにーちゃんよろしくマッチョッチョ♪なとこしか知らないのですが、今回のシナリオは基本的にレイジーさんが中心となってましたし、なんか結構重たい過去を背負っていそうな感じがしましたので、もしかしたら彼のバックグラウンドを知っていたらより一層楽しめたのかなぁという気はします。

それでいても、やっぱりキャラについての基礎情報ほとんどないのに最初から最後まで面白いんだから、やっぱり素晴らしい舞台ですね。次も楽しみ。

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お話のこと

西洋貴族の聡明な青年vs怪盗、というロマンを抑えつつ、錬金術、永遠の命、人型であり人であらずな青年……と、ロマンとともになかなかに重たいテーマだったなぁというのが見終えたあとの印象なのですが、前回も思ったけどうた☆プリ本家様ってこんな重たい要素入ってるんですか……。こ、こわい……。

大千秋楽も迎えたことですし、台本付きのドラマCDを探さねばと思っているところです。いっそのことJOKER TRAPも探しておこうかなぁ。
劇団シャイニイングはオリジナルキャラも加わって面白いお話を魅せてくれるので、元ネタは基本的にいれないほうがいいかなーと思ってるんですよね。まとめて買っといて、JOKER TRAPは寝かしとくかな。

『天下無敵の忍び道』は、プロジェクションマッピングを駆使しつつ、場所の転換は結構アナログ方式でした(4枚のふすまで舞台上の移動だったり、突然現れた敵なんかをうまく表現してた/BASARAとかでもやってたと思うけど)が、マスミラでは襖とかは無しで、一つのセットでステージ中央の円形部分がぐるぐる回る仕様になっており、大掛かりになってたなーと。
表のシーンの最中に、舞台裏のセットを用意する、って感じでしたけど、いわゆる長方形の長辺の広いスぺースだけでなく、左右の短辺、狭いスペースもうまく使って、ジルコニア家、レイジーさんち、ジェルマンさんアジトなどなど様々な場所をあの回転式ステージ1つだけで変えていたのもいいなーと思いました。
舞台には本当に無限の可能性があるんだなぁと思うことしきりです。なんだってできるんだよなって思えるのは、観劇を続けるうえでとても楽しいし嬉しいことですよね。

オープニングのこと

ミステリアスマスカレード~~~~~!!!!!!!!!!!

どこからどう見てもミステリアスマスカレードだったあれは!!!!!そのせいで泣きそうになった!!!!!

あとこのミスマスみあふれるOPで、相手役の手を取って、手の甲にキスしてたレイジーさんがもうなんか「ウッッッッワ王子!!!!!」って感じで表情から仕草からそれはもう素晴らしかったので、ライビュであのカットを抜いてくれたカメラさん本当に本当にありがとうございましたって感じです。あーーーれは素晴らしい画だった……。

今回はライビュだったのでステージ全体を見渡すというのはできなかったのですが、映像というかプロジェクションマッピングでの演出が多かった忍び道よりは、回転式の舞台セットによって様々な場所やシーンを使い分けていたように思うので、常に全体を観れるわけではないライビュでも十分楽しかったですね。

殺陣のこと

今回も殺陣指導に我らがJAEが入っていたものの、忍び道よりは大人しめだったかなーって気がします。
まぁ忍者と欧米貴族の方々では武器も服装も戦い方もまるで違うから当然といえば当然となのですけど。

そもそも、ストーリーの主軸として、今回は「戦いの中に生きる彼ら」というよりは「人生という舞台の上にたつ、人形であり人間である彼ら」に重きが置かれていたように思うので、まぁ殺陣の割合が少なくてもそれはしょうがないというか当然のお話ですね。

『天下無敵の忍び道』は二代目たちだけでなく、オリジナルキャラクターである羅刹流も全力で戦ってましたからね。ジェルマンさんはオートマータを使って戦うけど自分の手は汚さない感じだったし、そりゃ同じ分量では戦わんわな。

ライブパートのこと

ビッグバンドビート~~~~~!!!!!!!!!!!
アインザッツのソロ曲の演出が、東京ディズニーシー 旧版のビッグバンドビート(デイジーのシーン)で「ビッグバンドビートじゃ~~~~ん!!!!!」って叫びそうになった。危ない危ない。
いやあれどう考えてもBBBですよね……。主役の周りを、大きな羽の扇持ったダンサーが取り囲むってどう考えてもBBBですよね……。え、演出のほさかさん、東京ディズニーシーお好きですか?と思ってぐぐっちゃったよ。それらしいエピソードは出てこなかったけども。

なんか今回の曲たちは盛り上げるのが難しかったのか、そもそもで今回の3人がライブを盛り上げるのが苦手(不慣れ)なのか、映像で見るレビューシーンは不思議な感じがしました。

ミュージカル刀剣乱舞を皮切りに(?)そういう舞台とか演出がとか増えているように思いますが(わたしの観測範囲内の話です)、それがいいのか悪いのかは未だによく分からぬままです。
まぁでも、王子たちの後を継いでる人たちだしなぁ。そりゃ歌わんとなぁ、みたいなとこはどうしたってあるよなぁ。

(多分『天下無敵の忍び道』って曲がノリやすくて楽しかったんだと思います。)

キャラクターのこと

なんとなくですけど、『天下無敵の忍び道』の4人よりは、「二代目として舞台に立つ」意識はそんなしてないのかなーという印象があったかな(それがいいかどうかという話ではないです)。
多分、「二代目として生きる」のベクトルが違う方向を向いてるんだろうなぁって感じました。

『天下無敵の忍び道』でいうところの早乙女流の支える城の姫=レイジーの血の繋がらない妹=全国のプリンセス、ということでいいんですかね。
メイン3人以外も含め、衣装にもかなりの予算が割かれていましたけど、しかしレビューシーン最後のギャザーonギャザーonギャザーみたいな衣装はどうかと思うぞ!

メインの衣装の写真がたくさんあったので貼っておきます。
やっぱりアインザッツは移動が大変そう。階段も多かったしなぁ今回。

レイジー(演:染谷俊之)のこと

こんなにたくさん言葉を喋る染様観るの初めてだった気がします。ぶっちゃけ染様の活舌は苦手な部類に入るのですが、基本的に「染様だなぁ」と観ている中でも、なんかこう雰囲気とか笑顔とかふとしたときのギャグとかは、「あぁきっとこれが嶺二なんだろうなぁ」というのは強く思いました。
この劇団シャイニングの舞台化プロジェクトはプリンスがやった役を再演という形で二代目キャストたちが公演しているものなので、そういう意味では「寿嶺二だ」じゃなくて「染様だ」となるのは当然といえば当然となのかもしれませんね。

冒頭、口で手袋を取ろうとしたんだけど思いの外しっかりはまってて取れなかった染様面白かったですけど(ごめんw)、なんかそういうなんでもソツなくこなす子のちょっとした失敗はなんだかよいなーと思います。
本来は綺麗に口で手袋を外すのが美しいという演出だったろうなぁとは思うので、正しい流れかといえばそうでもないんですけど。誰だって完璧ではないからね。

ストーリーの主軸にレイジーがいるので、舞台上にいる時間が一番長かったし、長いセリフも多かったし、殺陣やってダンスやってといろいろ大変だったろうなぁとしみじみ(それでも全体的にそつなくこなしておられた感じがしますが)。
でも、そうは思わせつつもカテコではケロッとしてて、ちゃんと「サンキューベリベリマッチョッチョ♪」をしれっときれいにうまいことぶっこんできたり、なんか染様に関してはもうさすがだなーの一言でした。

そうそう、仮面舞踏会の手持ちマスクとてもよかったね!
手持ちマスクにはロマンが詰まっているんだよ!!!!!

レイジーというキャラクターについては、相手のことを100%信じてると見せかけておいて実は全然信じてない、というのは、別にレイジーに限ったことではなくそういう人が結構多いんではないかなぁと思っているので、アインザッツやシーノ、さっちゃん(仮)よりは、レイジーの根っこの部分には共感できるかもなぁという気持ちがあります。
ただ、あまりにもそれをやりすぎると、さっちゃん(仮)に見抜かれてしまったときのように、たとえそれが本心だったとしても、一番相手に信用してほしいときに信用してもらえない、なんてことになってしまうのですけれど。

誰もが本当に(人生という名の)舞台を生きるただの人形であるならば、本来そこに自分の意志など必要ない。誰かが適当に、動かしていてしてくれるから。操り糸を巧みに使ってくれるから。
レイジーは貴族のおぼっちゃん(多分アレ長男だよね)だから、あの時代であれば貴族同士で結婚して家を継ぐのが普通であって、それが当初予定されていた彼の人生のあらすじで、それをひっくり返すことは本人ですら容易ではなかった(のらりくらりと結婚話をやり過ごしてきたのが精いっぱいだったのかなぁ)。

だけれども、アインザッツに会ったことで、アインザッツの命がどんなものであるか、これまでのアインザッツの人生がどんなものだったのか、そして何をもって人生という板の上で演じて来たのかを知ることで、彼はきっとそのあとの人生を、自分の意志で歩むための一歩を踏み出すことができたのだろうなぁと思います。

何言ってるかわかんなくなってきたけど要するにレイジーとアインザッツが出会ったのはやはり必然だったのだなぁということです(ほんとかよ)。

シーノ(演:田川大樹)のこと

ふんわかとしたオーラと裏腹ながっしりした肩のラインがなっちゃんそのものだなーという印象。メイン3人の中で最年少だったようですが、カテコの挨拶で「僕は合法的に染さんと太田さんに抱きつけるので一石二鳥でした」と言ってる姿がとても可愛らしくて、そこでも「あぁ、なっちゃんだったんだなぁ」と思ったりしましたね。

体格が1番がっしりしていたので、レイジー、シーノ、アインザッツが並んだときの違和感もなかったというか。登場シーンなどで着ていたあのマントとてもいいですよねぇ……体格の良さがじわりじわりとにじみ出ている。。。

さっちゃん(便宜上さっちゃんと呼びます)になってしまったときの目を開けている感じもよかったですねぇ。目を「カッ」と開けて声を荒げて、口調も変えて、普段のシーノとの差が出るように出るように必死にやってるんだなぁーと思いました。
しかし、なんでさっちゃん(仮)には名前つけなかったんだろうね。子供のころに発症してたなら、名前の一つでもついててよさそうなもんでしたが、なんか理由でもあるのかな。誰か教えてくださいだぜ。

アインザッツ(演:太田基裕)のこと

歌うめーーなーーと思ってみてたんですけど、よくよく考えなくても村正だもんな!そうだよな!

今まで公式設定など調べず、完全にぱっと見のの印象だけで判断してたんでレイジー、アインザッツ、シーノが並んだ時の身長差に「ん??」って思ってたんだけど、調べてみたら藍ちゃんって嶺二さんより身長あるのね……。
アイミカゼ178cm、寿嶺二173cmってマジかよ。
いやほら身長差って死ぬほど大事だけど、舞台化においてはさすがにそこまで忠実にはいけませんやん、みたいなのはどのカンパニーにもあるじゃないですか(小夜ちゃん本当は118cmだけど実際問題118cmの演者をブッキングするのはキビシイ、みたいなの、あるじゃんやっぱり)。そういう中での太田さん抜擢だと思ってたら別にそういうのだけではなかったんですね。まじすんませんでした。
アイミカゼ、勝手に小さそうとか思ってごめんなさい。全然……何の問題もないですね……。まじかー178cmかー……。

いわゆる”ロボットの感情”というものはなかなかに使い方が難しいよなぁとおもっていて、一歩間違えば足りないし、また一歩間違えばやりすぎるし、個人的にはアインザッツはあまりに感情的になりすぎてないかな、と思ったりもしたのですが、つい先日「ここまで技術が進歩してるんだから『ロボットだから泣くという感情がわからない』なんて設定は古い」的なツイートを見かけたりもしましたので、これも一つのロボット(オートマータ)が得た感情の形、人形が人間に一歩近づく形なのでしょうね。

終盤で幻のルビーは破壊されたものの、レイジーの妹のルビーの効果がいつまで続くのかとか、ルビーの効果がいざ無くなろうとしたときにレイジーやシーノはどうするのかとか(結局、彼らが生き続ける限りはルビーを取っ替え引っ替えアインザッツを生きながらえさせるのか否か)、この先の未来が100%明るいわけではないような、そんな終わり方だった気がします。

アインザッツがオートマータでいる以上、ルビーの効果期間の話はいつまでだってついてくるし、そもそもジェルマンさん死んじゃってるから今後パーツが壊れたとかそういうことが起きたらどうするんだろうとか、思いのほか重たい話だったなぁと思います。

開演前の影ナレで、聞き間違いでなければ、アインザッツの「たくさんの絶望とかすかな希望」というワードを聞いた気がしていて、開演前からそんなパンドラの箱みたいなこと言うのかよ……と思いましたけど、結局すべてが希望に変わったかといえばそうでもないですもんね……(聞き間違いだったらすみません)

関係ないけど衣装の裾が長いから移動するの大変そうだった。

周りの大人たちのこと

前回の羅刹様が「俺はお前たちの前にどっしりと構えててやるから、全身全霊を込めてぶつかってこい!」というタイプの悪役だとしたら、今回のジェルマンは「私はお前たちにやられるつもりはないし直接手を下すつもりもない、ただ私の邪魔だけはしてくれるなよ」っていう、羅刹様もジェルマンも己の正義を貫くという精神は似ているけれど、ゴールに到達するための手段は全然違うタイプで、今回は別にレビューに出てなくても気にならなかったな。
あー、羅刹様の太鼓、マジで観たかったな……(脱線)。

こんな優しそうな(優しい)おにーさんなんだぜ。役者ってすごいぜ。窪寺さんは虚伝刀剣乱舞ぶりでした。

錬金術や永遠の命の概念というのは、存在こそしないけれどいつどんな時代でも人々を魅了してやまないのだと思います。
そして前回も、誰から見るかによっていろんな正義の形があるなぁと思いましたけどそれは今回も同様で、あの時代、「理屈じゃ説明できないこと」のせいで処刑されなければならなかった父の無念を晴らすというのはジェルマンにとっては本当に本当に、人生をかけるに値する重要なことなんだったと思いました。自分に置き換えた時に本当に納得できるか?っていう質問をしたときに、レイジーはなんと答えるのでしょうね。
しかしまぁ、ジェルマンの死に様がなんだかライオンキングのスカーおいたんのようで、いやはやゾワっとしましたね。

大千秋楽を終えて、ネタバレ解禁の兄貴。
後半のジルコニア様がかっこよかったですね!男として生きれるようになって本当によかった。猫もかわいかったw
男だってバレた後も、言葉遣いが女性のままだったので、女としてあの年まで育てられたから言葉遣いも女のまま染み付いてしまって最後までそれ貫くのかなと思ったけどそんなことなかったですね。服装でオンオフ切り替えてたのかな。細かいことつついたら負けかな。どっちでも兄貴は兄貴としてかっこよかったからいいんですけど。
パンフのジルコニア様は最高にお美しいです。

おわり

今回も圧倒的なものを魅せてもらいました。いざ書いてみたら前回ほどの文字量行かなかったんですがキャストの母数が少ないからということで……。
前回公演よりもテーマが重めだったような気がして、受け止めきるのに時間がかかるかなぁと思ったり思わなかったり。演者各位、スタッフ各位、お疲れ様でございました。

『JOKER TRAP』も公演決定おめでとうございます!上演は来年春とのことですが、楽しみですね。次はどんな二代目に会えるかな。楽しみですね。劇団シャイニングフェスとかやんないのかな。書き下ろし(?)の曲が毎公演あるから、円盤だけに収録されるのもったいないなー。サントラ出そうぜ。

余談ですが、前回公演『天下無敵の忍び道』のOFFICIAL VISUAL BOOK買いました!

よーーーやっと買えました。 . この写真とインタビューのボリュームでオールFC、ビニールカバーつきで2500円って優しすぎない?大丈夫?才念先生と羅刹流のインタビュー超超ありがたい

A post shared by タチバナ tachibana / TC (@tcbn_) on

この仕様とボリュームで2500円って安すぎませんかねと思うし、メイン4人はもちろんのこと、才念先生や羅刹流のインタビュー読んだらまた観たくなったので10/28の上映会行きたくなってます。どうしようかなぁー。

これを読むと、マスミラのOFFICIAL VISUAL BOOKも大変に楽しみになります。
……いや、出るよね?年明けには発売されるかしら。

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おしまい!

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