2017/07/29 |
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中村明日美子『君曜日 鉄道少女漫画』を全力でお勧めしたい話

最終巻を読んでは「ハァ~~~~~~~~ッッッ(五体投地)」を繰り返している今日この頃ですが皆さまいかがお過ごしでしょうか。
本当に大好きで大好きで大好きな中村明日美子先生の『君曜日 -鉄道少女漫画-』最終巻がついに発売となりました!!!(正確には発売日は7/31)

はじめに

『君曜日 鉄道少女漫画』が完結!いや〜〜〜〜〜ここまで長かった……!!!
7/31に出るっていうから、ポイントためてる小さめの本屋さんに来週これ入荷しますか?って聞きに言ったらすでに店頭に並んでた!フラゲできた!よっしゃラッキー!

そもそも発刊ペース遅め(年3冊しか出ない)の雑誌での連載なので新刊発売は2年おき、今回はすこし長引いて2年半かかりましたが、いやホント、2年半で発売されてよかった……(この2年の間に、『同級生』劇場アニメ化、『ダブルミンツ』実写化、『王国物語』ウルジャン連載開始と、先生のご活躍もかなりいろいろあったので、もう丸3年くらい待つ覚悟してた)。

とにかく読んでほしいんですけど、こういうとき、どう話したらいいかわからないの……って感じなので、思いつくままに書き連ねています。
キラキラまぶしい少女漫画を読みたい人、問答無用でこれを読んでくれ……下手に実写化されてる少女漫画とかよりずっといいよ……!

そこまでたくさんの作品を読み倒しているわけではないのですが、わたしはもうこれから「少女漫画でおすすめ何かない?」と聞かれたら迷わずこれをお勧めしていきたいと思います。
完結してるし。巻数も多くないし(A5コミックスだから1冊ごとの単価はちょっと高いけど)。

『同級生』の劇場版アニメみたいな、1時間の劇場版アニメにしてほしい……………映画館でホロホロ泣きたい………………。
アコちゃんは悠木碧ちゃんか諸星すみれちゃんがいいな。アニpレックスの偉い人とかお金もってる人とか、どうにかこうにかお願いします。

あらすじなど

さて、この作品がどんなお話かといいますと、とある塾で出会う中学2年生の男女のお話なのですが、これはもう著者である中村明日美子先生のお言葉をそのままお借りしたほうがいいと思いますので、以下、君曜日3巻のあとがきより引用:

分かりやすい男の子と分かりにくい女の子が鉄道にゆらゆら揺られながらちょっとずつ近づいていってやがて手をつなぐというお話です。

中学2年生の男女の!ちょっとずつ!!でも確実に近づいていく距離の物語!!!ハァ~~~~~~~~~~あまずっぺぇ~~~~~~~~~~(五体投地)
分かりやすい男の子は小平くん、分かりにくい女の子は亜子(アコ)ちゃんといいます。お話の主人公はアコちゃん。
登場人物はこの2人のほかにも、アコちゃんの友達のみさっちん、小平くんの幼馴染の持田ちゃん、アコちゃんが『木曜日のサバラン』で出会う柴田一家などなど、この2人が近づいていくのに欠けてはならない人たちがいます。

もともとこのお話は、小田急線界隈で生活する人たちのショートストーリーを集めた1冊の漫画『鉄道少女漫画』収録の『木曜日のサバラン』から派生したお話となっていまして、できればこの『君曜日』と一緒に『鉄道少女漫画』も併せて抑えるとよりいっそう楽しむことができます。(※『木曜日のサバラン』の主人公はアコちゃんではありません)

“サバラン”とは、洋酒をたっぷり使ったケーキのこと。

ブリオッシュを切って紅茶味のシロップを染み込ませて冷やし、ラム酒やキルシュをかけて生クリームや果物で飾りつけたもの、またはブリオッシュ生地を直径18 – 23センチメートルのドーナツ形の型に入れて発酵させてから焼き、キルシュ風味のシロップをしみ込ませたものである。
ウィキペディアより

この形式であればケーキの形自体は特に決まっていないようで、ぐぐるといろんな形のサバランを見ることができます。サバランいいよね。おいしい。たま~~に食べたくなるケーキです。

……話がそれました。

おすすめしたいポイント

いやもう全部なんですけど。それだと説得力(?)がないので。
一番はアコちゃんのかわいさ。もう超かわいい。お小遣いあげたい。幸せになってほしい。アコちゃんには笑顔でいてほしい。で、あとそれ以外の話をちょこっと。

知らなかった表情を知る瞬間

アコちゃんはあまり感情を前に出さないというか、割と周囲の話を聞いてるだけで自分から盛り上げ役になったりはしないタイプ。逆に小平くんはクラスの中心というか、元気いっぱいで、ストレートに感情をぶつけてくるタイプ。

最初は小平くんを何とも思っていなかったアコちゃんが、その明るさとまっすぐさにひかれていく過程がとんてもなくかわいいのです。
小平くんと仲良くなるにつれて、表情が豊かになっていくアコちゃんがとても愛おしい。そして、その表情を一つ、また一つ、新しく知ったときの小平くんもとてもよい。

“好きな子の知らなかった表情を知る瞬間”があるって、なんて素敵なことでしょうか。ほんっと、かわいいんだよ……。

アコちゃんの涙を見たとき、ふとした瞬間のほほえみを見たとき、浴衣姿を見たとき、知らなかったアコちゃんを見るたびにびっくりしたり固まったり、言葉が出なくなったりする小平くん。
男子諸君、そういう体験あるでしょう。この作品にはそれが詰まっているんですよ……!!!

そしてそれは、アコちゃんと小平くんだけに当てはまる話ではないのです。この”知らなかった表情を知る瞬間”は誰にでも訪れることで、それは小平くんのことを小さいころからずっと想ってきた持田ちゃんにも言えることなのです。
ずっと、ずーーーーーっと想ってきた相手が、自分が見たこともない表情をする瞬間を見てしまったとき、自分は異性として見られていないのだと思い知らされてしまう瞬間の切なさもまた、この『君曜日』の良さのひとつだと思ってます。

登場キャラクターたちのスピンオフエピソード

この『君曜日』の構成というのは明日美子先生の代表作『同級生』に近いところがあって、主人公たち以外の番外編、いわゆる1話と2話の間の1.7話、とか、5話の裏側、みたいなものがちょこちょこ入ってくるところもまた魅力です。
木曜日のサバランの柴田一家も割と登場します。欲を言えば、第二子の話も見たかったなぁ~なんて。

時々飛び出す鉄道要素

“鉄道少女漫画”というだけあって、ところどころで電車の話題が飛び出したり(小田急線やロマンスカーなど)、単行本の奥付のデザインが路線図になっていたり、そういったところも、この作品を楽しむうえで重要なポイントかなと思います。
(アコちゃんのおじいちゃんが電車が大好きだったのもあり、アコちゃんもちょっと詳しい)

読み始めていただけたなら、お話と一緒に単行本の隅々まで、堪能してください。

おわり

最終巻を読んだらもう全人類に読んでほしくて仕方なくて書いてみました。

ほんと、キラキラまぶしいピュアッピュアな少女漫画をお探しの方はぜひ!!!!!読んでください!!!!!よろしくお願いします!!!!!

↓『木曜日のサバラン』収録。

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