2017/01/30 |
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劇団四季『ノートルダムの鐘』を見てきた備忘録 ※ネタバレあります

ありがたいことにチケットを譲っていただき、見てきました劇団四季による『ノートルダムの鐘』を……!
一言で言うと終始鳥肌でした!!!!!

はじめに

劇団四季によるプロモーションムービー

私が行った日のキャスティングはこんな感じ。

海宝さんは舞台役者方面に明るくない私でも名前を存じ上げていた人なのですが、後々聞いた話ですとこの日の夜公演はほぼ開幕キャストだったようです。ラッキー!

以下、休憩時間に書いたメモ書きをベースにまとめています。

この記事はこんな人向けです

  • どんな感想文でも許せる方
  • ディズニー映画は履修済み・原作は未読の感想でもよい方
  • とりあえず観てきたので自分以外の感想を読みたい方

第一幕

原作はヴィクトル・ユーゴー、脚本のベースや音楽はディズニーアニメーション(我らがアラン・メンケン御大)、でも設定や演出はもうちょっと原作よりなのかな。
まだ原作を読んでいないので、「あ、実はそうだったのか…!」がたくさんありました。

各キャラクターのことはおいおい書くとして、幕が上がってからずっとただひたすら鳥肌。

最初アンサンブルのみなさんが静かに登場してからの「アーアーアー」ってバンッと大きくコーラスに入るところでもう全身がゾワッッッとなりました。

そして鐘が降りてくるあのセットよ……!鳥肌過ぎてやばかったよ……!

開幕前に公式さんがアップしてるこの鐘のセット、まじでやばいです、すごいです、これが降りてくるんです、本当に圧倒されます。

第二幕

とりあえずたまげたんだけど、聖アフロディジアスの首どうなってんです!?シンプルすごい演出だった……二人羽織かな?と最初思ったんですけど、あれどーみても二人羽織やってる体型じゃなかった、体の薄さが一人分だった、意味わかんない……骨がない……首もない……(首はある)。

最初首落ちた状態で出てきて、首くっつけるとこまではまぁびっくりしつつも落ち着いて見れたものの、その次の「あ、やべ、首落ちた」みたいなノリの首の落ち方がナチュラルすぎて客席で一人「( ゚д゚)!?」って顔になってしまった……なんだありゃ……。

物語はどんどんと終幕へ向かってシリアスに進んでいきますが、フィーバスを匿ったシーン、フロローの声にびっくりしてドアをバタンッ!!ってしめちゃうカジがすごく可愛かった(この芝居中で唯一会場から笑いが起こったシーンだったw)。
わかる、焦るととりあえずあわわわわってドア閉めるみたいなのよくわかるw

そして、反旗を翻したカジが、フロローを塔から落とすシーンの演出もすごかった……!
舞台上で2種類の次元(役者さんは舞台の手前から奥に進むことでカジの視界を表し、人形を上からの落とすことで塔の外にいる人の視界を表す)というのでしょうか、衝撃的でした。

フロロー判事のこと

第一印象を言うと「ディズニーのフロローより人間ぽいし、変態ではない」かなー。悪意はないです。悪意は、ないです(大事なことなので2回言いました)。

フロロー判事の弟のことや、フロロー判事がどうしてああなってしまったのか、なんであんなにジプシーを憎んでいるのかってのが今回の舞台でわかってよかったな。
本当は救いたかった、愛する弟の息子(つまるところカジは甥っ子なのね……)ならば、最終的にはたとえ醜くても育てようという気持ちになるのでしょうかね。母親を殺したところを見られていたからその罪滅ぼしに育てることにする、よりストン、と来ました。

カジモドのこと

カジモドの耳が聞こえづらいという設定、たしかに赤ん坊の頃からあんな鐘の音の鳴り響くところで育ったらそうなりますよねーっとすんなり納得できました。そりゃそうだよね。
ディズニー映画版でもカジモドはもともと頭のいい青年だと思っていましたが、読唇術ができるとなるとそこそこに頭よくないとだよね。

あと、言葉を覚え始めたころからしばらくは、鐘の音に負けないように大きな声で、喉を酷使して喋っていたんだろうなぁ、だからあんなに声がしゃがれていたのかなぁ、とか。

オープニングで海宝さんがカジに早変わりするとこびっくりした!というかすごく良かった!その場で顔になんか(ドーラン?絵の具?)を塗りたくり、出っ張った背骨をつけ、客席に背を向けて髪をぐしゃぐしゃにし、さっきまでそこにいた青年が振り返ると次の瞬間にはカジモドになってる……すごかったあれ……。

カジが鐘を鳴らすのに縄を引っ張るシーンもすごくよかった。ずっと鐘を鳴らし続けてきたという力強さが表情から動きから感じられました。

カジ(海宝さん)はずっと猫背で中腰で、かつ顔をひしゃげたように喋っていて、シンプルに「役者ってすげぇ」を思い知らされた感じがしました。すげえよ……。あのひしゃげた口の状態でも歌がはっきり聞こえるんだよ……どうなってんの……。

第一幕のカジはあまり人の目を見ない、というか、他人を恐れている(フロロー判事しか知らずに生きてきたから当然といえば当然)から、「僕の願い」のあと、街に繰り出したカジがフードをかぶり広場の片隅で小さくなっているのですが、逆にそこに目をひかれました。舞台の真ん中でお祭りが繰り広げられているのに、カジに目が行ってしまうんだよね……。

しかし、トプシー・ターヴィーでカジモドか縄で縛られてトマトぶつけられたりムチで打たれたり、ぼろぼろになるシーンが本当に本当に辛くてディズニー映画のときから本当に苦手なんだけど、やっぱり舞台でも一緒でした。あまりにしんどすぎて涙が出ました。つらかった……。

その他の演出のこととか

クロパンやエスメラルダが姿をくらますときの花火の演出もいいね!本物の花火だから(?)魔術感と目くらまし感が同時に感じれてよかったね。

クロパンが映画よりも恐ろしい存在に見えた、かも。多分キャラデザのせいもあるんだけど、ディズニー映画だと道化師の印象がだいぶ強いんですよね。
最初のおじいちゃんからの早替えからのスリのシーンもよかったな。あのちょっとした動作でクロパンという人間がどういうキャラなのかを一気に印象づけられますよね。

最初、トプシー・ターヴィーのお祭りのステージを、舞台の真ん中にみんなで作りあげていったから、例の階段を使ってエスメラルダがこっそりでてくるのかと思ってみてたらフツーにフード被って出てきたので、あ、それはそういうサプライズはないんだwと思いつつ、きれいな人だなーとみてました。
エスメラルダっていいよね……わかるよフロロー判事、惚れてしまう気持ち、よーーーくわかるよ。

フィーバスはあんまり印象ないんだけど(ごめん)、ディズニー映画よりも人情味あるというか感情に負けやすいというか、なんかちょっと人間としての若さを感じたかなー。
でもノートルダムのDVD持ってないしそこまで回数見てないのでもしかしたら同じくらいかも?
欲を言えば、奇跡御殿に行く前の鐘つき堂のシーンでフィーバスが痛みに耐えきれず「ウーーーン……」と唸ってそれをカジがごまかす、あのシーンも見てみたかった気もしなくもない。

あとアンサンブルのみなさんの役回り立ち回りがめちゃくちゃすごいですね。
石像になってると思ったらパリに生きる人になったと思ったら兵隊になったと思ったら国王になったと思ったら……みたいな、目まぐるしく変わるんだけど、ちゃんと個々が成り立ってるというか……上手く言えないけど……。
演じる上での切り替えが大変そうだなと思いました。

おわり

ディズニー映画ではみんな幸せハッピーエンドで終わるけれど、原作だとエスメラルダは助からず、カジもそのまま死を選ぶんですね……。数年後の白骨死体のくだりはこころが苦しくなったけれどカジは最後の最後で幸せになれたのかなって思えました。

個人的にはフィーバスがエスメラルダをかっさらっていく、ディズニー映画の終わり方が好きじゃないので、舞台版ノートルダムの終わり方のほうが好きかもしれないなーとぼんやり思っています。

『ノートルダムの鐘』という作品は、わたしにしてはディズニーアニメーションを見続けてきたなかでは珍しくノベライズ→アニメーションと入った作品で、前述の通りトプシー・ターヴィーのシーンが本当にしんどいのと、どうしてもカジが幸せになったのかがわからない終わり方だったので、嫌いじゃないんだけど、自分の中でなんていうジャンルかよくわかってないのです。
それでも、やっぱり観れてよかったと思います。素晴らしい作品でした。

劇団四季自体久しぶり(2年か3年前にリトルマーメイド見て以来)だったのですが、今年は2.5以外のお芝居ももっと積極的に観ていきたいと思いました。お金降ってこないかな……。

『ノートルダムの鐘』の東京公演のチケットはもう品薄?完売?のようですが、2018年の4月に横浜公演が決まってるそうなので、その時は自分でチケット取って行きたいなーと思います。

公式さんがアップしてくれる稽古風景とかありがたさしかないから劇団四季のinstagramはおすすめです。みんなフォローしよ。

劇団四季 公式instagram
劇団四季 ノートルダムの鐘

おしまい!

カテゴリ:ちょこっとレビュー , 舞台
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Author: タチバナ( @tcbn___ )
主にiPhone6sとiPad mini4で楽しくブログを書いています。カフェラテ、Instagram、映画、ハリネズミが好きです。

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